教育・学校
インターナショナルスクールQ&A 9問
英語で学べるインター校という選択肢。アンダルシアの学校事情、学費、公立校との比較を解説します。
学校の選択肢
アンダルシアにインターナショナルスクールはありますか?
あります。特にマラガ県は外国人居住者が多く、The British School of Málagaをはじめ英国式カリキュラムの学校が複数あります。セビージャにも英国式のCBS(British School of Seville)などがあります。
多くは英語ベース+スペイン語必修で、卒業資格として英国式(GCSE/A-Level)や国際バカロレア(IB)につながる課程を提供しています。
学費はどれくらいかかりますか?
マラガ県の相場で、セカンダリー(中高生年代)は年間10,000〜18,000ユーロ+入学金(1,000ユーロ超)が目安です。The British School of Málagaは年約11,000ユーロ程度とされています。これに制服・教材・スクールバス・給食などの実費が加わります。
円換算で年200万〜300万円規模になるため、家族の移住予算の中で最も大きな変数の一つです。
公立とインターの中間の選択肢はありますか?
コンセルタダ校(colegio concertado)という公費補助を受けた私立校があり、学費は月100〜300ユーロ程度と公立とインターの中間です。授業は基本スペイン語で、カトリック系の学校が多いのが特徴です。
「学費を抑えつつ、公立より手厚い環境」を求める現地の中間層に人気で、外国人の子どもも受け入れています。入学は公立同様に住民登録・学区の枠組みに従います。
公立との比較
公立校とインター校、どちらを選ぶべきですか?
判断軸は3つです。(1)言語: 現地社会への統合とスペイン語習得なら公立、英語力の維持・国際進学ならインター。(2)費用: 公立はほぼ無償、インターは年1万ユーロ超。(3)進路: 日本帰国や欧米大学進学の可能性が高いならインターの資格体系が有利な場合があります。
サッカー面では、地域クラブの仲間は公立・コンセルタダの子が中心なので、公立の方がチームメイトとの接点は濃くなる傾向があります。
インター校でもスペイン語は身につきますか?
スペイン語は必修科目として学びますが、校内の共通語が英語になるため、公立に通う場合と比べてスペイン語への浸かり方は浅くなります。サッカーのクラブ活動がスペイン語環境の補完として機能する構図です。
「学校で英語、クラブでスペイン語」という二言語環境は負荷が高い反面、モノにできれば大きな資産になります。子どもの言語適性と性格を見て判断しましょう。
インター校の入学手続きはいつから始めればいいですか?
人気校は学年によってウェイティングリストがあるため、入学希望の半年〜1年前からのコンタクトが安全です。一般に、オンラインでの問い合わせ→学校見学→出願(在学証明・推薦状・場合により英語力評価)→合格→入学金納付、という流れです。
公立と違い住民登録は入学条件ではないため、渡航前に日本から出願を進められるのが実務上の利点です。
わが家に合うか
英語もスペイン語もできない子がインターに入るのは無謀ですか?
無謀ではありませんが、二重の言語負荷がかかることは覚悟が必要です。多くのインター校はEAL(英語補習)の体制を持っており、受け入れ自体は可能です。年齢が低いほど適応は速い傾向があります。
「まず公立+ATALでスペイン語に浸かり、進路に応じて後からインターを検討」という順序も有力な選択肢です。学校は移れます。最初の選択で全てが決まるわけではありません。
日本人の子どもの受け入れ実績はありますか?
マラガ圏のインター校には各国の外国人生徒が在籍しており、日本人の在籍実績を持つ学校もあります(人数はごく少数です)。学校選びの際は「非英語圏の生徒へのサポート体制」と「国籍構成」を質問すると、受け入れの成熟度が見えます。
見学時に子ども本人を連れて行き、学校の空気との相性を見ることを強くおすすめします。
スクールバスや送迎はありますか?
多くのインター校がスクールバス網を持っており、居住エリアによっては自宅近くから通学できます(費用は年1,000〜2,000ユーロ程度が目安)。学校選びと家選びはセットで考える必要があります。
夜のサッカー練習との両立を考えると、「学校・自宅・グラウンド」の三点の位置関係が家族の生活の質を決めます。ここは移住設計の腕の見せどころです。
ご注意
就学手続き・学費は自治体・学校・年度により異なります。最新情報は各教育委員会・学校の公式情報をご確認ください。