スペインでの生活
通信・銀行・生活インフラQ&A 9問
スマホ契約、銀行口座、電気・水道、行政サービス。生活の土台となるインフラ手続きを解説します。
通信・スマホ
現地のスマホ契約はどうすればいいですか?
大手はMovistar、Vodafone、Orangeの3社で、格安系のDigi、Lowi、simyoなどは月10〜20ユーロでデータ大容量が使えてコスパ抜群です。プリペイドSIMならパスポートだけで契約でき、月極(contrato)はNIEと銀行口座が必要です。
移住初期はプリペイドで始めて、口座開設後に月極へ移行するのがスムーズです。家族全員分を同一キャリアにすると家族割引もあります。
自宅のインターネットは快適ですか?
スペインは光ファイバー普及率が欧州トップクラスで、都市部なら600Mbps〜1Gbpsの光回線が月30〜50ユーロで引けます。リモートワーク(デジタルノマドビザ)の前提となる通信品質は十分に確保できます。
開通工事に1〜2週間かかることがあるため、入居が決まったら早めに申し込みましょう。契約はスマホとのセット割も一般的です。
日本のスマホ番号は維持すべきですか?
日本の銀行・証券・行政サービスのSMS認証のため、日本番号の維持を強くおすすめします。povoや楽天モバイルなど、維持コストの低いプランに変更して番号を残し、スペインでは現地SIMとのデュアルSIM運用にするのが定番です。
海外からのSMS受信可否はサービスによって異なるため、渡航前に主要サービスの認証手段を確認しておいてください。
銀行・決済
スペインの銀行口座はどうやって開設しますか?
大手はSantander、BBVA、CaixaBankなどで、口座開設には原則NIE(またはパスポート+非居住者証明)が必要です。家賃・光熱費・学校関係の支払いはスペイン口座からの引き落としが基本なので、移住したら早期に開設すべき手続きの一つです。
非居住者口座(cuenta de no residente)を先に作り、TIE取得後に居住者口座へ切り替える二段階も可能です。銀行により手数料体系が大きく違うため、維持手数料無料の条件を確認しましょう。
日本からの送金はどうするのが安いですか?
Wise(ワイズ)などの国際送金サービスが、銀行の外国送金より手数料・レートの両面で有利なのが実情です。WiseならマルチカレンシーロJP座で日本円→ユーロの両替・送金がオンラインで完結し、デビットカードで現地決済もできます。
まとまった資金の移動(住宅の保証金・学費など)は、為替レートを見ながら複数回に分けるのがリスク分散になります。※送金には両国の税務上の論点(贈与・国外財産)が絡む場合があるため、大きな金額は専門家に確認を。
日常の支払いはカードと現金どちらが主流ですか?
カード(タッチ決済)が主流で、バルの1ユーロのコーヒーでもカードで払えます。Apple Pay/Google Payも広く使えます。現金が要るのは、市場(メルカド)の一部店舗、チップ、子どものお小遣い程度です。
Bizum(ビスム)というスペインの個人間送金アプリが保護者間の集金などで頻繁に使われるため、現地口座を作ったら設定しておくと便利です。
住まいのインフラ
電気・ガス・水道の契約はどうすればいいですか?
賃貸の場合、既存契約の名義変更(cambio de titularidad)で引き継ぐのが一般的で、大家または不動産会社が手伝ってくれることが多いです。電力は自由化されており、Iberdrola、Endesa、Naturgyなどから選べます。
支払いはスペインの銀行口座からの引き落としが基本です。名義変更にはNIE・口座・契約書が必要なので、入居のタイミングと手続きの順序を計画しておきましょう。
ゴミ出しや生活ルールで日本と違う点は?
ゴミは戸別収集ではなく、街角の大型コンテナ(生ゴミ・プラ容器・紙・ガラスで色分け)に24時間出せる方式です。分別は日本よりざっくりしていますが、色分けは守りましょう。
集合住宅では夜間の騒音(特に22時以降)に関するルールが重視されます。逆に日中の生活音には寛容で、このあたりの感覚は日本と逆かもしれません。
郵便や宅配は普通に使えますか?
国営のCorreos(郵便)と、Amazon・SEUR・MRWなどの宅配網が機能しています。Amazonスペインは翌日〜数日配送で、生活用品の調達にはかなり頼れます。不在時は宅配ロッカーやコンビニ的な受取拠点の指定が便利です。
日本からの荷物はEMSで1〜2週間程度。食品はEUの持込規制(肉製品など)に注意してください。
ご注意
生活情報・価格は2026年時点の目安であり、都市・時期により変動します。